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雨の大倉尾根を歩く ― ガスに消えた塔ノ岳を日帰りピストン

Posted on 2026年9月14日2026年9月14日 by XUONIX

長引く秋雨のなか、久しぶりに塔ノ岳へ。

今回の目的はトレーニングではない。

大倉尾根を、無心で歩く。

天気予報は曇り。

ところが、蓋を開けてみればほぼ雨。

13.6km、累積標高1,304m。

雨とガスに包まれた大倉尾根を、塔ノ岳まで往復してきた。

INDEX
1 山行概要
2 コースタイム
3 雨の大倉尾根
4 予想以上に上がるペース
5 雨の花立
6 ガスの塔ノ岳
7 下山もガス
8 最後に本降り
9 雨でも塔ノ岳

山行概要

内容
2026年9月13日
大倉バス停 ~ 塔ノ岳 ピストン
13.6km
約1,300m
5時間19分
雨 時々 曇

コースタイム

地点到着出発
大倉バス停7:057:09
大倉山の家7:097:15
大倉の清水7:157:19
丹沢ベース7:207:26
観音茶屋7:267:37
雑事場ノ平7:387:43
見晴茶屋7:447:56
一本松7:568:10
駒止茶屋8:108:18
堀山8:188:25
小草平8:298:45
天神尾根分岐8:459:07
花立山荘9:119:23
花立ノ頭9:239:28
金冷シ9:289:44
塔ノ岳10:1010:26
金冷シ10:2610:31
花立ノ頭10:3110:38
花立山荘10:3810:56
天神尾根分岐10:5611:15
小草平11:1511:22
堀山11:2211:28
駒止茶屋11:2911:40
一本松11:4111:52
見晴茶屋11:5311:56
雑事場ノ平11:5612:06
観音茶屋12:0612:12
丹沢ベース12:1212:16
大倉の清水12:1612:21
大倉山の家12:2112:24
大倉バス停12:24ゴール
© OpenStreetMap contributors

Map of the route “雨の大倉尾根を歩く ― ガスに消えた塔ノ岳を日帰りピストン”: 13,959 m, 1,333 m of climbing and 1,333 m of descent, elevation between 286 m and 1,490 m, time 05:19:44. It is a loop that starts and ends at 35.40485, 139.16884 (latitude, longitude).

雨の大倉尾根

7時過ぎ、大倉をスタート。

小雨。

「すぐにやむだろう」

そう思っていた。

しかし、雨はなかなか止まない。

見晴茶屋まで来ても、当然のように雨。

そして、いつもの大倉尾根なら見えるはずの景色がない。

見晴らし、まったくなし。

雨の日の大倉尾根は、景色を楽しむ場所ではない。

ただ歩く。

一歩ずつ登る。

今回の目的には、むしろちょうどいい。

予想以上に上がるペース

ここ最近、長引く秋雨の影響で登山らしい登山ができていなかった。

体力維持のため、近場で歩荷トレーニングはしていた。

しかし、さすがに塔ノ岳の禁断症状が出てきた。

そこで大倉尾根へ。

今回は歩荷トレーニングではない。

日帰り装備。

そのせいなのか、ペースが必要以上に上がる。

「とても速い」。

自分でも、少し飛ばしすぎている感覚があった。

脚は動く。

しかし、心肺機能が追いついていない。

ランニングをサボったせいもあるのだろうか。

歩荷とはまた違う、別の負荷を感じながら登っていく。

雨の花立

堀山の家では、雨にもかかわらず多くの人が休憩していた。

雨の日でも、大倉尾根は人がいる。

そこから先も、淡々と登る。

花立山荘を越え、花立ノ頭へ。

いつもの「滑走路」も、今日は景色がない。

塔ノ岳も見えない。

ガスの向こうに山頂がある。

ただ、それだけ。

ガスの塔ノ岳

金冷シを越え、塔ノ岳へ。

そして山頂。

ガスガス。

何も見えない。

山頂からの景色は完全に消えていた。

それでも塔ノ岳まで来たという事実だけは残る。

尊仏山荘でコーヒー。

600円。

以前より100円値上がりしていたが、この状況なら仕方ない。

雨の日の山頂で飲む一杯は、それだけで価値がある。

最近、山頂標識をめぐってちょっとした事件もあった塔ノ岳。

今日はそんなこととは関係なく、ただ白いガスの中に立っている。

下山もガス

下山開始。

当然、景色はない。

登ってきた道をそのまま戻る。

雨とガス。

それでも不思議と嫌ではない。

今回の目的は、そもそも景色ではない。

大倉尾根を無心で歩く。

それだけ。

見晴茶屋まで戻ってきても、まだ営業していない。

夏季休業なのか、そろそろ営業開始なのか。

そんなことを考えながら、さらに下る。

最後に本降り

最後の最後で雨が強くなる。

小雨だったものが、次第に本降りへ。

大倉尾根の終盤。

もうゴールは近い。

そして12時24分。

大倉バス停へ。

雨の大倉尾根を歩き切った。

雨でも塔ノ岳

今回の塔ノ岳は、これまでとは少し違った。

歩荷でもない。

タイム狙いでもない。

景色を楽しむ山行でもない。

ただ、久しぶりに塔ノ岳を歩きたかった。

長引く秋雨で山から少し離れていたぶん、身体が山を欲しがっていたのかもしれない。

雨でもいい。

ガスでもいい。

景色がなくてもいい。

塔ノ岳の山頂に立てれば、それでいい。

雨の大倉尾根で、少しだけ気分が晴れた。

雨とガスに包まれた一日。

それでも、久しぶりの塔ノ岳はやっぱり良かった。

次は、晴れた日に。

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