Skip to content
The Team XUONIX
Menu
  • ホーム
  • XUONIXとは
  • お問い合わせ
  • プライバシーポリシー
Menu

20回目の塔ノ岳で気づいたこと│大倉尾根を歩む登山者の成長

Posted on 2026年5月18日2026年5月18日 by XUONIX

神奈川を代表する人気の山、塔ノ岳。
表丹沢の玄関口である大倉から山頂へ続く大倉尾根は、「バカ尾根」の愛称で知られる丹沢屈指のトレーニングルートだ。

今回の目的は三つ。

  • 20回目の塔ノ岳登頂で何を感じるのか
  • 暑熱順化
  • 歩荷トレーニング

とは言え、今回のザック重量は5.1kg。
最近は9kgを背負って下界を歩いているので、「今日は軽めだからヨシ」と自分に言い聞かせながら、大倉バス停をスタートした。


INDEX
1 コースタイム
2 初夏の熱気
3 何度歩いても飽きない道
4 20回目の登頂
5 丹沢の賑わい
6 少しずつ変わっていくもの

コースタイム

区間時刻
大倉バス停 出発07:04
観音茶屋07:25
見晴茶屋07:57
駒止茶屋08:19
堀山08:26
花立山荘09:29
金冷シ09:51
塔ノ岳 山頂10:48
大倉バス停 下山12:53
  • 距離:13.3km
  • 累積標高差:1269m
  • 行動時間:5時間49分
  • 天候:晴
  • アクセス:電車・バス(丹沢・大山フリーパス利用)
© OpenStreetMap contributors

初夏の熱気

この日の市街地の天気予報は30℃近い気温。
まだ5月中旬とは思えない暑さだった。

朝7時台にもかかわらず、すでに空気は重い。
樹林帯に入っても風はほとんどなく、汗が止まらない。

BMI18の軽量級ボディには、この暑さが思った以上に堪える。
自然とペースも落ちる。

ただ、今回は「速く登る」ことが目的ではない。
あくまで暑熱順化。
夏山シーズンへ向け、身体を暑さに慣らすことが今回のテーマだった。

そう考えると、このコンディションはむしろ歓迎すべき状況なのかもしれない。


何度歩いても飽きない道

観音茶屋を通過し、見晴茶屋へ。
一本松を越え、いつものように堀山の家へ到着する。

堀山の家はかなりの賑わいだった。
丹沢のハイシーズンが始まりつつある空気を感じる。

何度も歩いてきた道。
何度も見てきた景色。

それなのに、不思議と飽きることはない。

新鮮味があるわけではない。
むしろ逆で、身体に馴染みすぎている感覚に近い。

登山を始めた頃、この塔ノ岳はもっと特別な存在だった。

長い登り。
終わらない階段。
疲労。
暑さ。
そして、自分の限界。

当時は「塔ノ岳に登る」という行為そのものが挑戦だった気がする。


20回目の登頂

山頂に到着。
20回目の塔ノ岳登頂。

そこで感じたこと。

それは――「とくに何もない」という感覚だった。

もちろん悪い意味ではない。

感動がなくなったわけではないし、塔ノ岳を好きではなくなったわけでもない。

ただ、あまりにも自然になった。

非日常ではなく、日常の延長。
挑戦の対象ではなく、自分の生活の一部。

山頂から見る丹沢主脈。
蛭ヶ岳方面へ伸びる稜線。
いつものように賑わう山頂。

そのすべてが、「帰ってきた」という感覚に近かった。

たぶん、自分はこれからも塔ノ岳に登り続けるんだと思う。

何か特別な達成感を求めているわけではない。
ただ、定期的に戻ってきたくなる。

それが今の自分にとっての塔ノ岳なのだろう。


丹沢の賑わい

この日の山頂はかなりの賑わいだった。

快晴、新緑、そして初夏を思わせる気温。
条件が揃えば、やはり丹沢は強い。

花立山荘も混雑しており、ここまで人が多い光景を見るのは久しぶりだった気がする。

塔ノ岳には本当にいろいろな登山者がいる。

本格的な縦走装備の人。
軽快な装備で駆け上がるトレイルランナー。
グループ登山の人たち。
ゆっくり景色を楽しみながら歩く人。

山頂で写真撮影をお願いした際、わざわざポーズまでしてくれる歩荷さんもいた。

こういう空気感もまた、塔ノ岳らしさなのかもしれない。


少しずつ変わっていくもの

下山時にはさらに気温が上がっていた。

「すっかり夏ですね」

そんな言葉が自然に出る。

丹沢ベース前で、今まで気付かなかったものを見つけた。
20回登っても、まだ見えていないものがある。

登山とは、山が変わるのではなく、自分の視点が少しずつ変わっていく遊びなのかもしれない。

かつては怖かった塔ノ岳。
だが今は、安心して戻ってこられる場所になった。

それでも、この山が決して楽な山ではないことに変わりはない。
標高差1200m超を一気に登る大倉尾根は、体力も精神力も確実に削ってくる。

だからこそ、何度も通いたくなる。

今回の20回目の登頂で感じたのは、大きな感動ではなかった。

ただ、「これからも普通に登り続けるんだろうな」という、とても静かな確信だった。

未知の稜線へ ── この記事もおすすめ

  • 塔ノ岳|大倉尾根ピストン・コースタイム5時間半【初心者向けルート】

    2025年11月3日、晴れ。3週間ぶりの登山は、久しぶりの大倉尾根。雨や体調不良が続いていたけれど、ようやく体を山に戻せる日になった。 コース概要 コース:大倉バス停 ⇄ 塔ノ岳(ピストン) 距離:13.6km 累積標高差:登り1,280m/下り1,283m …

  • すずかけ台駅から30分!標高159mの『町田の高尾山』へ雨の日散歩

    雨に縛られた週末。山に向かうことは今日も叶わず、身体のどこかがざわついたまま朝を迎えた。 “せめて少しだけ歩きたい”。そう思い、田園都市線・すずかけ台駅近くの、小さな「高尾山」へ向かった。名前こそ高尾山だが、あの599mの名峰とは異なる。ここは町田の丘陵にひっ…

  • 広沢寺温泉から大山へ|唐沢尾根の痩せ尾根ルート【中級〜上級】

    日程: 2025年11月天候: 曇コース: 広沢寺温泉 → 見城山 → 七曲峠 → 日向山 → 天神峠 → 二ノ沢ノ頭 → 鍵掛 → 梅の木尾根分岐 → 不動尻分岐 → 大山 → 阿夫利神社下社 → 大山ケーブル駅アクセス: 丹沢・大山フリーパス利用(電車+バ…

  • 八国見山〜頭高山縦走|春の丹沢低山を歩く、回復日の16km

    丹沢といえば、まず思い浮かぶのは塔ノ岳のような本格的な登山ルートだろう。標高差、急登、そして鎖場—いずれも「登る」ことそのものに集中させられる山域だ。 しかし今回歩いたのは、そうした“ガチ”の丹沢ではない。秦野の市街地からゆるやかに繋がる低山帯、八国見山から頭…

  • 高尾山〜陣馬山往復【30km長距離山行】コースタイム・注意点・疲労対策

    日程:2025年6月21日天候:晴距離 / 累積標高差:29.8km / 登り1,725m・下り1,718m総所要時間:11時間2分(休憩含む) TJTとは TJTとは、「高尾山を出発し陣馬山まで行き、再び高尾山に戻る往復登山」 を指す言葉だ。距離にして約30…

投稿ナビゲーション

← 南高尾セブンサミッツ ― “次”へ進むためのトレーニング山行
スポンサーリンク
  • 20回目の塔ノ岳で気づいたこと│大倉尾根を歩む登山者の成長
  • 南高尾セブンサミッツ ― “次”へ進むためのトレーニング山行
  • 海老名・座間セブンサミッツ ― たまには、こういう山行も悪くない
  • 高度感と恐怖心は等しくない ― 痩せ尾根に慣れていくということ
  • 岩と草原と空の交差点 — 乾徳山周回で試したもの
  • 登山ギア
  • 登山記録
  • 知識

セブンサミッツ レイヤリング 三ノ塔 三浦アルプス 丹沢大山 丹沢山 乾徳山 仏果山 八国見山 初心者 塔ノ岳 大山三峰山 大岳山 大菩薩嶺 小仏城山 川苔山 御前山 御岳山 政次郎ノ頭 明神ヶ岳 景信山 本仁田山 本社ヶ丸 檜洞丸 湘南平 痩せ尾根 登山アプリ 百均 相州アルプス 経ヶ岳 藤野15名山 蛭ヶ岳 行動食 行者ヶ岳 通信デバイス 鍋割山 鍋嵐 鎌倉アルプス 陣馬山 電子機器 頭高山 高取山 高尾山 高度感 高所恐怖症

2026年5月
月 火 水 木 金 土 日
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
« 4月    
にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ 登山ランキング
© 2026 The Team XUONIX