今回の目的は、栗駒山の「神の絨毯」を観ること。
紅葉シーズンの栗駒山が全国的に有名だと知り、今回はその「神の絨毯」とも称される景色を目当てに、須川温泉を起点に栗駒山へ登り、そこから秣岳まで縦走する周回コースを歩いてきた。
山行概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日程 | 2026年9月23日(水) |
| エリア | 岩手県・宮城県・秋田県 |
| コース | 須川温泉 → 栗駒山 → 天狗平 → 秣岳 → 須川温泉 |
| 距離 | 13.4km |
| 累積標高 | +824m / -823m |
| 山行時間 | 4時間30分 |
| 休憩 | 19分 |
| 合計時間 | 4時間49分 |
| 天候 | 晴 |
コースタイム
| 時刻 | ポイント |
|---|---|
| 10:38 | 須川温泉 |
| 10:55 | 名残ヶ原 |
| 11:15 | 苔花台分岐 |
| 11:40 | 三途の川 |
| 12:14 | 産沼分岐 |
| 12:29 | 栗駒山 |
| 12:47 | 天狗平 |
| 13:47 | 御駒岳 |
| 14:01 | モン・サン=ミシェル |
| 14:52 | 秣岳 |
| 15:05 | 秣岳登山口 |
| 15:21 | 須川湖駐車場 |
| 15:27 | 須川温泉 |
須川温泉から栗駒山へ
須川温泉からスタート。

序盤から「火山性のガスに注意」という看板が目に入る。

栗駒山までは、思っていた以上に分岐が多い。
標高の高い山というイメージから、もっと単純な登山道を想像していたが、実際に歩いてみるとなかなか複雑。
ある程度の急登を登ったあとは、平坦気味の道が続く。
低山のようでもあり、高山のようでもある。
なかなかユニークな山容だ。
そして、この時期ならではの景色が少しずつ現れてくる。

すでに紅葉している場所もあり、9月下旬とは思えない秋の雰囲気。
三途の川を渡る
途中には「三途の川」。
名前だけでもインパクトがある。

実際に渡渉する場所もあり、登山道の雰囲気が一気に変わる。
前日まで台風の影響で雨だったこともあり、ところどころぬかるみもある。
この先の下山路も含め、今回は足元に気を使う山行になった。
栗駒山山頂
12時14分、栗駒山山頂に到着。
……ガスガス。

せっかくここまで来たのに、展望はほぼなし。
しばらく山頂で待っていると、少しずつガスが抜けてきた。

これは嬉しい。
山頂は広めで、ゆっくりできるスペースもある。

そして個人的には、こういう渋い山頂標識が好きだったりする。

ここからが本番。「神の絨毯」へ
栗駒山から天狗平方面へ向かう。

ここから景色が一変する。
紅葉した斜面が広がり、登山道の両側を鮮やかな色が埋め尽くしていく。

「神の絨毯」と呼ばれるのも納得。
9月下旬なので、紅葉のピークはまだ先。
それでも十分すぎるほど圧巻だった。
むしろ、これでピークではないのかと思うと、10月中旬の景色はどれほどなのか気になる。
今回の目的だった「神の絨毯」。
ひとまず達成。
栗駒山から秣岳へ
栗駒山を越えたあとは、秣岳へ向かう。
ここから先は、登山者の数が一気に少なくなる。
さっきまでの栗駒山周辺とは、かなり雰囲気が違う。
静かな登山道を進んでいく。
そして途中で現れたのが「モン・サン=ミシェル」。

これは完全にノーマークだった。
尾瀬を思わせるような景観が広がり、今回の山行で思わぬ収穫になった。
「神の絨毯」を見に来たはずが、こちらの景色にもかなり惹かれる。
こういう予定外の景色が、縦走の面白いところ。
秣岳
14時52分、秣岳に到着。

栗駒山からここまで来ると、かなり静か。
遠くには須川温泉方面も見える。

ここから下山。
ところが、この下山がなかなか厳しい。
最後に待っていた激下り
秣岳からの下山は、かなりの急下降。
しかも前日まで雨だったため、地面が滑りやすい。
岩場のトラバースもあり、慎重に進む。

今回のコースは距離13.4km、累積標高824m。
数字だけを見ると、それほど厳しいコースには感じない。
しかし、最後の下りはなかなか手強い。
特に濡れた岩場では、足を置く場所を選びながら進む必要があった。
ようやく下界へ。
ここから須川温泉までは舗装路を約30分歩く。
山道を歩き終えたあとの舗装路は、地味に長い。
途中、須川湖を眺めながら須川温泉へ戻る。
須川温泉へ生還
15時27分、須川温泉に帰還。

無事に周回完了。
本来なら下山後に須川温泉へ入りたいところだったが、今回は時間の都合でパス。
これは少し残念。
次回はぜひ温泉までセットにしたい。
秋の栗駒山を歩いてみて
今回の栗駒山は、目的だった「神の絨毯」をしっかり見ることができた。
9月下旬でもすでに十分な紅葉。
栗駒山から天狗平にかけて広がる景色は、確かに印象に残る。
一方で、今回歩いてみて面白かったのは、その先の秣岳までの縦走路。
登山者が少なく、静かな山歩きを楽しめる。
そして、完全にノーマークだった「モン・サン=ミシェル」。
栗駒山=神の絨毯というイメージだけで訪れると、このあたりの景色は嬉しい誤算になる。
ただし、秣岳からの下山は注意が必要。
特に雨の後は滑りやすく、急な下りや岩場のトラバースもある。
華やかな紅葉だけでは終わらない。
最後にしっかり山らしい下りが待っている。
今回は温泉をスルーしてしまったので、次に来るなら紅葉のピークと須川温泉までセットにしたい。
栗駒山の「神の絨毯」。
その言葉に違わない山行だった。






