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登山を始めるのにいくらかかる?初心者の現実的なスタート費用を解説

Posted on 2026年5月29日2026年5月29日 by XUONIX

「登山を始めたい」と思ったとき、多くの人が最初に気になるのは、やはり金額だろう。

登山という趣味には、どこか“装備産業”のようなイメージがある。
高機能素材、軽量化、ブランド、UL、ハイエンドギア――。

SNSやYouTubeを見れば、数十万円単位の装備が並び、「始めるだけで大金が必要なのでは?」と思ってしまうかもしれない。

一方で、「高尾山なら普段着で行ける」「全くお金はかからない」という意見もある。

では、実際はどうなのか。

結論から言えば、答えはその中間にある。


INDEX
1 装備の金額は“登る山”によって変わる
2 では、最初に何を買うべきなのか?
3 登山靴だけは、最初から意味がある
4 現実的な“登山スタート費用”
5 登山は、最初から完成装備を目指さなくていい
6 思ったより、現実的な趣味である

装備の金額は“登る山”によって変わる

まず前提として、登山と一言で言っても幅が広い。

例えば、高尾山の一号路であれば、極端な話、散歩に近い。
舗装路中心であり、観光地としての側面も強い。

このレベルであれば、確かに特別な装備は不要だろう。

しかし、同じ高尾山でも稲荷山ルートに入ると話は変わる。
土の登山道となり、滑りやすい箇所も増える。

「行ける」と「快適に安全に歩ける」は別問題であり、この辺りから登山靴の必要性が見えてくる。

さらに、塔ノ岳の大倉尾根クラスになると、長時間歩行・急登・下山時の足への負担が加わる。

20代で体力がある人なら、スニーカーで登っているケースも確かにある。
だが、それが“推奨される装備”かと言えば、そうではない。

年齢、脚力、体重、経験値。
装備の適正は、こうした条件によっても変わってくる。


では、最初に何を買うべきなのか?

ここからは、私の持論になる。

いわゆる登山の“三種の神器”と言われるものがある。

  • 登山靴
  • ザック
  • レインウェア

だが、初心者が最初に優先すべきものは明確だ。

それは、登山靴である。


登山靴だけは、最初から意味がある

ザックは、最初は手持ちのリュックで問題ない場合が多い。

レインウェアも、日帰り低山だけなら絶対必須とは言い切れない。
もちろん本来は安全装備だが、「まず始めてみる」という段階では後回しにできるケースもある。

ウェアに関しても同様だ。

最初から全身を山ブランドで固める必要はない。
スポーティーな街着、速乾性のある服、それだけでも十分スタートラインには立てる。

しかし、登山靴だけは違う。

登山靴は、単なるファッションアイテムではない。

  • 滑りにくさ
  • 足首の安定
  • 下山時の衝撃吸収
  • 岩や木の根への耐性

これらが、疲労と安全性に直結する。

特に下山。
初心者ほど、下りで膝や足裏を破壊される。

登りは気力で誤魔化せても、下山は装備差が露骨に出る。


現実的な“登山スタート費用”

では、実際にいくら必要なのか。

現実的なラインで言えば、最初に必要なのは登山靴代が中心になる。

価格帯としては、

  • 15,000円~25,000円前後

この辺りが、最初の現実的なレンジだろう。

このクラスの登山靴があれば、丹沢や奥多摩の一般登山道の多くには十分対応できる。

例えば、

  • 大山
  • 弘法山
  • 景信山
  • 御岳山

この辺りであれば、十分現実的な装備と言える。


登山は、最初から完成装備を目指さなくていい

登山を始めたばかりの頃は、どうしても「全部そろえなければいけない」と思いがちだ。

しかし実際には、山に慣れながら少しずつ装備を更新していく人が多い。

縦走を始めた。
雨の山を経験した。
夏山と冬で必要な性能が違うと分かった。

そうやって、自分に必要な装備が見えてくる。

だからこそ、最初からフル装備を買う必要はない。

まずは登山靴。
そこから始めれば良い。


思ったより、現実的な趣味である

「登山は金がかかる」

確かに、突き詰めれば青天井だ。
軽量化を追求し始めれば、装備はどこまでも高額になる。

だが、それは“趣味を深掘りした先”の話である。

入口だけを見れば、実はそこまで極端な世界ではない。

最初の一歩に必要なのは、ハイエンドギアではなく、「ちゃんと歩ける靴」なのだ。

そう考えると、登山という趣味は、意外と現実的な価格で始められる趣味なのかもしれない。

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