朝の大倉バス停は、湿った曇天の空気に包まれていた。登山口に立った瞬間、今日の丹沢は完全にガスに覆われていることが分かった。 だが、それでも迷いはなかった。鍋割山、塔ノ岳、三ノ塔――三つのピークを踏み、白霧の稜線を縦走する…
カテゴリー: 登山記録
このカテゴリーは、足元に広がる山道と、呼吸に響く自然の息遣いを感じながら刻んだ 山行の軌跡 を記録する場所です。塔ノ岳や丹沢、奥多摩の険しい稜線から、静かな森や渓谷まで、歩いたルート、コースタイム、天候の移ろい、そして心に刻まれた瞬間の感覚を余すことなくまとめています。
ただの情報ではなく、体験そのものを伝える山行の証。日帰りから縦走まで、初心者も上級者も、次の登山に向けての道標として、ここで刻まれた記録を活用してください。
丹沢大山 ー 1日2ピストンしてみた結果
曇り空は、朝のうちはまだ身体が重かった。05月11日、7時。伊勢原の街は静かで、空気に湿り気がある。今日はただ大山に登るだけではない。「同じ山を二度登る」という、少し奇妙で、しかし自分の体力を確かめたくなるような計画を立…
相州アルプス縦走 ー 再び挑む痩せ尾根
― 痩せ尾根“かつての自分”と向き合う、7時間32分 ― 晩秋の澄んだ空気が、歩き出しの集中力を一段引き上げてくれた。大山の紅葉で混雑必至。今日は静かに歩ける稜線を求め、相州アルプスへ舵を切る。目的はただの縦走ではない。…



