低山縦走という言葉から想像される「気軽さ」は、このルートには当てはまらない。矢倉岳から金時山へ至る縦走は、距離26.4km、累積標高差は登り1,717m。数字が示す通り、しっかりと体力を要求される山行だった。 山北駅を起…
カテゴリー: 登山記録
このカテゴリーは、足元に広がる山道と、呼吸に響く自然の息遣いを感じながら刻んだ 山行の軌跡 を記録する場所です。塔ノ岳や丹沢、奥多摩の険しい稜線から、静かな森や渓谷まで、歩いたルート、コースタイム、天候の移ろい、そして心に刻まれた瞬間の感覚を余すことなくまとめています。
ただの情報ではなく、体験そのものを伝える山行の証。日帰りから縦走まで、初心者も上級者も、次の登山に向けての道標として、ここで刻まれた記録を活用してください。
丹沢・大山 北尾根─“あの脚立”の先に広がる静寂の尾根を歩く
■ 序章─あの脚立を越えるために まだ暗さの残る6時半、大山ケーブルバス停に降り立つ。冬の大山は、空気が張り詰めている。コマ参道の石畳はしっとりと冷えており、静かに登山者を迎え入れた。 今回の目的はただひとつ。前回、撤退…
丹沢の中で異彩を放つ山 ― 大野山の魅力を全力で伝えたい
冬晴れの空が澄み渡る朝。私は神奈川県の大野山へ向かった。標高723m。丹沢の西側にぽつんと位置する、穏やかで開放的な里山だ。山頂はかつて牧場として使われていた経緯があり、今もその雰囲気を残した広大な草地が広がる。視界を遮…



