Skip to content
The Team XUONIX
Menu
  • ホーム
  • XUONIXとは
  • お問い合わせ
  • プライバシーポリシー
Menu

乾徳山 周回【登山口バス停発・6時間】鳳岩の難易度・鎖場の実態・富士山展望コースタイム完全記録

Posted on 2026年5月6日2026年5月24日 by XUONIX

今回の山行の目的は明確だった。
岩稜帯への適応、鎖場の処理能力、そして歩荷状態での安定した行動。

舞台に選んだのは、山梨県の名峰 乾徳山。
この山は単なるピークハントでは終わらない。樹林帯、草原、岩場、そして鎖場と、登山に必要な要素が凝縮された“総合演習場”のような存在だ。

前日の雨によりコンディションは万全とは言えないが、それもまた現実の山。むしろ条件としては好都合だった。


INDEX
1 コースタイム
2 樹林帯から草原へ
3 岩が現れる
4 鳳岩 — 試される場所
5 山頂と余韻
6 下山という現実
7 総括
8 終わりに

コースタイム

今回の行動記録を整理する。

時刻行動
09:09乾徳山登山口バス停 出発
09:33登山口(オソバ沢ルート)
09:54銀晶水
10:31錦晶水
10:43国師ヶ原
11:07月見岩
11:10扇平
11:46髭剃岩
12:19乾徳山 山頂
12:49北峰
14:02高原ヒュッテ
14:47道満山
15:23乾徳山登山口バス停 下山

行動時間は約6時間。
急ぎすぎず、かといって緩みもしない、一定のリズムを維持した山行だった。

© OpenStreetMap contributors

樹林帯から草原へ

序盤は舗装路と樹林帯。人はまばらで静かだ。
やがて現れる水場、銀晶水と錦晶水。利用する登山者もいたが、周辺には野生動物の気配もあり、判断は分かれるところだろう。

高度を上げると、一気に視界が開ける。
国師ヶ原はまるで別世界だ。草原が広がり、空が近い。

この時点で見えた富士山は、文句のつけようがなかった。
さらに南アルプスの山々も視界に入り、乾徳山の持つ“展望の強さ”を実感する。


岩が現れる

扇平を過ぎると、山の性格が変わる。
土から岩へ。穏やかだった登山道は、徐々に緊張感を帯びていく。

鎖場も現れるが、序盤は使わずに通過可能。
問題はその先だ。

髭剃岩を越えたあたりから、高度感が一気に増す。
そしてカミナリ岩。ここで「鎖場の山」であることを思い出させられる。

だが、本当の核心はまだ先にある。


鳳岩 — 試される場所

乾徳山の象徴とも言える核心部、鳳岩。

取り付いた瞬間に分かる。
これは“簡単ではない”。

序盤はホールドが乏しく、三点支持すら取りづらい。
結果として、鎖を主体に身体を引き上げる形になった。

登ること自体はできる。
だが、それが最適解だったかは疑問が残る。

ここは「登れたかどうか」ではなく、「どう登ったか」が問われる場所だ。


山頂と余韻

鳳岩を抜けると、急に視界が開ける。
そこが山頂だ。

広すぎず、狭すぎず。
だが、眺望は一級品。

岩稜帯を越えてきた後だからこそ、この空間には独特の静けさがある。

そのまま北峰へ足を延ばす。
登山者は少なく、展望もないが、こうした“寄り道”が山行の密度を上げる。


下山という現実

下りは楽ではない。
むしろ、ここからが消耗の本番だ。

ガレ場の斜面は地味に体力を削る。
一歩一歩、バランスと集中力が要求される。

やがて高原ヒュッテを経て、再び国師ヶ原へ。
あの開けた空間に戻ってくると、緊張がほどける。

その後は緩やかな道を辿り、無事下山。
最後に現れるゲートと舗装路は、いわば“現実への帰還”だ。


総括

乾徳山は単なるトレーニングの場ではない。
山の要素が凝縮された、完成度の高い一座だ。

今回の目的である

  • 鎖場の経験
  • 岩稜帯への適応
  • 歩荷トレーニング(5.5kg)

これらは一定の成果を得た。

ただし、課題も明確だ。
鳳岩での動きは、まだ洗練されていない。
技術的には、改善の余地が大きい。

それでも、高度感に対する耐性は確実に上がっている。
恐怖ではなく、状況として処理できている感覚。

それは次のステージに進むための、重要な変化だ。


終わりに

乾徳山は、繰り返す価値のある山だ。
条件を変え、装備を変え、技術を試す。

同じルートでも、毎回違う山になる。

だからこそ、また来る。
次はもっと静かに、もっと正確に登るために。

未知の稜線へ ── この記事もおすすめ

  • 明神ヶ岳〜明星ヶ岳 縦走【大雄山最乗寺スタート】コースタイム・距離・難易度まとめ

    駅前はまだ薄暗く、ひんやり冷たい。靴紐をギュッと結び、ザックを背負う。今日の縦走は明神ヶ岳から明星ヶ岳まで。距離は控えめだが、樹林帯が永遠に続く、静かな山歩きの魅力が詰まった道だ。 山の紹介 明神ヶ岳(1,169m)箱根外輪山の東端に位置する山。山頂直下まで樹…

  • すずかけ台駅から30分!標高159mの『町田の高尾山』へ雨の日散歩

    雨に縛られた週末。山に向かうことは今日も叶わず、身体のどこかがざわついたまま朝を迎えた。 “せめて少しだけ歩きたい”。そう思い、田園都市線・すずかけ台駅近くの、小さな「高尾山」へ向かった。名前こそ高尾山だが、あの599mの名峰とは異なる。ここは町田の丘陵にひっ…

  • 登山中の捻挫はなぜ起きるか|塔ノ岳で実際に経験した原因・応急処置・4つの反省点

    塔ノ岳の下山路は、私にとって最も歩き慣れたフィールドだ。大倉尾根を何度往復しただろう。年間 10 回以上は登っているはずだ。ルートの癖、足場の形、斜度の変化までも身体が覚えている。だからこの日も、いつものように気負いもなく、淡々と高度を下げていた。 むしろ、こ…

  • 丹沢大山【男坂ルート】1日2回ピストンの所要時間・体力目安・正直レビュー

    曇り空は、朝のうちはまだ身体が重かった。05月11日、7時。伊勢原の街は静かで、空気に湿り気がある。今日はただ大山に登るだけではない。「同じ山を二度登る」という、少し奇妙で、しかし自分の体力を確かめたくなるような計画を立てていた。 コースタイム ◆ 1回目(7…

  • 頭高山・八国見山 縦走【秦野駅〜渋沢駅・16.1km・4時間】震生湖経由の春ハイキングとヒル情報

    丹沢といえば、まず思い浮かぶのは塔ノ岳のような本格的な登山ルートだろう。標高差、急登、そして鎖場—いずれも「登る」ことそのものに集中させられる山域だ。 しかし今回歩いたのは、そうした“ガチ”の丹沢ではない。秦野の市街地からゆるやかに繋がる低山帯、八国見山から頭…

投稿ナビゲーション

← 丹沢大山 歩荷トレーニング【ケーブル駅〜山頂〜見晴台・8.4km・4時間20分】ザック6kgと下山フォーム改善の記録
登山の高所恐怖症は克服できるか|痩せ尾根・崩落地・鎖場への恐怖が変わるまでの実体験 →
スポンサーリンク
  • 弘法山・権現山で歩荷トレーニング|9.6kgを背負って鶴巻温泉〜秦野を歩く
  • 鍋割山の鎖場と急登を体験|田代向〜大倉21km丹沢縦走レポート
  • 大山から札掛・黒龍尾根で塔ノ岳へ|精神力が削られる縦走22.3km
  • 十二ヶ岳登山レポート|吊橋と鎖場の連続が西黒尾根・北アルプスの最高の練習になった
  • 登山を始めるのにいくらかかる?初心者の現実的なスタート費用を解説
  • 登山ギア
  • 登山知識
  • 登山記録

セブンサミッツ レイヤリング 三ノ塔 丹沢大山 丹沢山 乾徳山 八国見山 初心者 十二ヶ岳 塔ノ岳 大岳山 小仏城山 川苔山 弘法山 御前山 政次郎ノ頭 景信山 本仁田山 本社ヶ丸 権現山 檜洞丸 毛無山 痩せ尾根 登山アプリ 登山靴 節刀ヶ岳 藤野15名山 蛭ヶ岳 行動食 行者ヶ岳 通信デバイス 金山 鍋割山 鍋嵐 鎌倉アルプス 陣馬山 雪頭ヶ岳 頭高山 駒立山 高取山 高尾山 高度感 高所恐怖症 高水山 鬼ヶ岳

2026年6月
月 火 水 木 金 土 日
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  
« 5月    
にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ 登山ランキング
© 2026 The Team XUONIX