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バリエーションルートで矢倉岳へ|近野山・鳥手山・鷹落場を越える18.6kmの山行

Posted on 2026年11月8日2026年11月8日 by XUONIX

今回の目的は、まったりとバリエーションルートを歩くこと。

整備された登山道を歩く山行が続くと、時には少し違った山歩きがしたくなる。

今回選んだのは、神奈川県の矢倉岳周辺にある里山の尾根道。近野山、鳥手山、鷹落場を経由し、矢倉岳へ抜けるルートだ。

前半は明瞭な登山道がほとんどなく、ピンクテープとGPSを頼りに進む。普段の登山とは少し違う、静かな山域を歩く行程となる。

一方、矢倉岳まで到達すれば、そこには多くの登山者が集う人気の山頂が待っている。

静寂から賑わいへ。

そんな対照的な山歩きを楽しむことにした。

INDEX
1 山行データ
2 コースタイム
3 山北駅から林道終点へ
4 近野山・鳥手山・鷹落場|道なき尾根をたどる
5 バリエーションルートを抜け、矢倉岳へ
6 遊女の滝を経由して駿河小山駅へ
7 今回のルートを振り返る

山行データ

項目内容
山行日2026年11月7日(土)
山域神奈川県・静岡県
コース山北駅~近野山~鳥手山~鷹落場~矢倉岳~遊女の滝~駿河小山駅
距離18.6km
累積標高差登り1,245m/下り1,100m
行動時間5時間48分
休憩時間28分
合計時間6時間17分
天候晴れ

コースタイム

時刻地点区間所要時間
06:32山北駅―
06:52平山バス停20分
06:57洒水の滝入口5分
07:47林道終点・プレハブ小屋50分
08:06近野山19分
08:46畑沢分岐40分
09:40鳥手山54分
10:08鷹落場28分
10:36山伏平28分
10:54矢倉岳18分
12:05山伏平70分
12:48遊女の滝43分
12:49駿河小山駅1分
© OpenStreetMap contributors

Map of the route “バリエーションルートで矢倉岳へ|近野山・鳥手山・鷹落場を越える18.6kmの山行”: 18,927 m, 1,493 m of climbing and 1,344 m of descent, elevation between 105 m and 867 m, time 06:16:46. It starts at 35.36109, 139.07986 and ends at 35.35847, 138.99881 (latitude, longitude).

山北駅から林道終点へ

6時32分、山北駅を出発。

まだ朝の空気が残る時間帯。市街地を抜け、平山バス停を経由して洒水の滝方面へ向かう。

しばらくは舗装路歩き。林道へ入ってからも、車が通れるほどの道が続く。

この区間はひたすら登り。特別な見どころがあるわけではないが、これから始まる山歩きに向けて淡々と高度を稼いでいく。

7時47分、林道終点のプレハブ小屋に到着。

ここから先は様相が変わる。

近野山・鳥手山・鷹落場|道なき尾根をたどる

プレハブ小屋から先は、いよいよ今回の目的であるバリエーションルート。

明瞭な登山道は見当たらない。

踏み跡も不明瞭で、一般的な登山道のように道筋を追って歩くことは難しい。頼りになるのは、ところどころに設置されたピンクテープとGPSの位置情報だ。

まずは近野山へ。

山頂と思われる場所に到着したものの、山頂標識もなく、眺望もない。ピークを踏んだという実感は薄いが、こうした名もなき場所をたどるのもバリエーションルートの面白さだろう。

その先も、ピンクテープを確認しながら進む。

やがて鳥手山に到着。

こちらも眺望はなく、静かな山頂。登山者の姿はまったくない。

さらに鷹落場を目指す。

この区間は急登。明瞭な登山道がないため、斜面を直登するような場面もある。一般登山道とは異なり、進行方向や現在地を常に意識しながら歩く必要がある。

9時40分、鷹落場に到着。

山頂には二等三角点があった。

ここまで誰ともすれ違っていない。

人気の山へ向かう登山者で賑わう山域のすぐ近くに、これほど静かな場所が残されている。登山道の整備状況が変わるだけで、山の表情も大きく変わるものだ。

バリエーションルートを抜け、矢倉岳へ

鷹落場を過ぎると、ようやくバリエーションルートを抜ける。

それまでの不明瞭な道とは打って変わり、歩きやすい登山道が続く。

道筋が明瞭になるだけで、気持ちにも余裕が生まれる。

山伏平に到着し、矢倉岳へ。

このあたりから登山者の姿も増えてきた。

そして10時24分、矢倉岳山頂に到着。

山頂には多くの登山者。さすがは人気の山だ。

それまでの静かな山域とは対照的な光景である。

矢倉岳といえば、やはり山頂からの眺望。

金時山方面をはじめ、箱根の山々を見渡すことができる。大涌谷から立ち上る噴煙も確認できた。

晴天にも恵まれ、開放感のある景色が広がる。

前半の地味なピーク巡りを経て、ようやくたどり着いた展望。

こうした変化も、今回のルートならではの魅力だ。

遊女の滝を経由して駿河小山駅へ

山頂で景色を楽しんだ後は、山伏平まで戻り、駿河小山駅方面へ下山する。

ここからは気持ちの良い登山道が続く。

前半のバリエーションルートとは違い、道は明瞭で歩きやすい。周囲の自然を感じながら、淡々と高度を下げていく。

途中では何度か渡渉もある。

沢沿いの道を進み、やがて車道へ。

ここからはしばらく舗装路歩きとなる。

途中、車道脇に遊女の滝がある。

気をつけていないと通り過ぎてしまいそうな場所だ。立ち寄る場合は見落としに注意したい。

滝を確認した後、再び車道へ戻る。ここは若干の急登となる。

その後は駿河小山駅を目指して歩き続ける。

最後は駅へ向かう道が続き、いわばヴィクトリーロード。

12時49分、駿河小山駅に到着。

18.6kmの山行を終えた。

今回のルートを振り返る

今回の山行は、当初の目的どおり、バリエーションルートを楽しむことができた。

特に印象に残ったのは、林道終点から山伏平までの区間。

近野山、鳥手山、鷹落場とピークをつないでいくものの、一般的な登山道のような整備はない。山頂標識も眺望も乏しく、登山者の姿もない。

ピンクテープとGPSを確認しながら、自分の現在地を把握して進む。

こうした山歩きには、一般登山道とは違った面白さがある。

ただし、今回の区間は明瞭な登山道がないため、誰にでも勧められるルートではない。GPSによる現在地確認や地形の把握が必要であり、ピンクテープだけを頼りに進むのは避けたい。

一方、矢倉岳の山頂は多くの登山者で賑わい、箱根方面への眺望も素晴らしかった。

静かな里山から人気の展望地へ。

そして、遊女の滝を経由して駿河小山駅へ下る。

距離18.6km、累積標高差1,245m。数字以上に変化のある山行だった。

今回は知人にばったり会うという嬉しい出来事もあった。

山での偶然の再会も、登山の楽しみのひとつ。

特別な難所に挑むわけでもなく、ひたすら歩き、普段とは違う山域の空気に触れる。

そんな一日も悪くない。

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