久しぶりに大山へ向かった。
今回の目的は、紅葉でもなければ、眺望でもない。
11.30kgの荷物を背負って歩くこと。
歩荷トレーニングである。
夕方から予定があるため、遠くの山へ行く時間はない。
それなら大山でいい。
距離は短い。
しかし、標高差はしっかりある。
短時間で負荷をかけるには、ちょうどいい。
大山を歩くのは約2か月ぶりだった。
■ 山行概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日程 | 2026年10月3日(土) |
| エリア | 神奈川県・丹沢 |
| コース | 大山ケーブルバス停 → 男坂 → 阿夫利神社下社 → 大山 → 見晴台 → 二重の滝 → 下社 → 大山ケーブルバス停 |
| 距離 | 8.5km |
| 累積標高 | +1,062m / -1,057m |
| 山行時間 | 3時間33分 |
| 休憩 | 28分 |
| 合計時間 | 4時間01分 |
| 天候 | 曇り |
| 荷物 | 11.30kg |
■ コースタイム
| 時刻 | ポイント |
|---|---|
| 06:31 | 大山ケーブルバス停 |
| 06:41 | 大山ケーブル駅 |
| 07:16 | 阿夫利神社下社 |
| 08:12 | 富士見台 |
| 08:24 | 天狗沢展望台 |
| 08:34 | 大山 |
| 09:02 | 大山の肩 |
| 09:40 | 不動尻分岐 |
| 09:55 | 見晴台 |
| 10:00 | 大山の二重の滝 |
| 10:23 | 阿夫利神社下社 |
| 10:31 | 大山ケーブルバス停 |
■ 朝の大山は、妙に静かだった
6時28分。
大山ケーブルバス停に到着。

人が少ない。
というより、かなり少ない。
大山といえば、もっと登山者がいてもおかしくない時間だ。
今回は男坂へ向かう。
朝の大山は静かだった。
コマ参道を抜け、石段を登る。
「聖地巡礼」を済ませ、さらに上へ。
男坂にはハチへの注意書きもあった。

季節は10月。
さすがに夏の暑さはなくなっている。
しかし、秋らしいかと言われると、まだ違う。
紅葉はもう少し先。
夏と秋の間。
そんな空気だった。
途中で「ルーメソ」を確認する。

大山に来たら、やはりこれは外せない。
■ 下社から山頂へ
7時16分。
阿夫利神社下社に到着。

ここでも人は少ない。
境内を抜け、山頂へ向かう。
空は霞んでいる。

遠くの景色は、あまり期待できそうにない。
それでも、大山から見る景色は何度見てもいい。
今日は景色を見に来たわけではない。
11.30kg。
いつもより明らかに重いザックを背負い、淡々と高度を上げていく。

歩荷トレーニング。
余計なことは考えず、一定のリズムで歩く。
■ 小鹿と山頂
8時32分頃。
小鹿と遭遇した。
大山で鹿を見ること自体は珍しくないのかもしれない。
それでも、初めて会う個体は少し嬉しい。

そして8時34分。
大山山頂に到着。

標高1,252m。
気温は11℃くらいだった。

すっかり涼しくなった。
ただ、東京方面の景色はパッとしない。

霞んでいる。
丹沢方面を見ると、塔ノ岳は確認できた。

それだけでも十分だった。
山頂付近の通信施設も、工事がそろそろ終わりそうな雰囲気になっている。

そして、いつものVIP席へ。
ここで少し休憩する。

山頂でのんびりするために来たわけではない。
今日の目的は、あくまでトレーニングだ。
■ 山頂から見晴台へ
大山山頂を後にする。
ここからは見晴台方面へ下る。
この区間で、少し気になったことがあった。
走っている人がいる。
トレランのように見えるが、装備を見るとそういう感じでもない。
一人や二人ではない。
昨年、大山を歩いたときには、あまり見なかった光景だった。
登山道を走ること自体を否定するつもりはない。
ただ、歩いている側からすると、後ろから突然走ってくる人には少し気を使う。
大山はアクセスがよく、歩きやすい。
それだけ、多様な登山者が集まる山なのだろう。
そう考えながら下っていく。
■ 見晴台も静かだった
9時55分。
見晴台に到着。
ここも人が少ない。

普段の大山を知っているだけに、少し違和感がある。
なぜこんなに少ないのか。
熊の影響なのか。
下界で開催されている祭りの影響なのか。
それとも、紅葉シーズンを前にした静かな時期なのか。
理由は分からない。
ただ、静かな大山も悪くない。
少し休み、二重の滝へ向かう。
■ 二重の滝から下社へ
10時00分。
大山の二重の滝。
ここまで来ると、ゴールは近い。
下社へ戻り、再びコマ参道方面へ。
帰りの「ルーメソ」も確認。

あとは大山ケーブル駅を抜けるだけだ。
10時27分。
下山の最後。
バス停へ続く道が、なんとなくヴィクトリーロードに見える。

そして10時32分。
大山ケーブルバス停へ戻ってきた。

無事終了。
■ 11.3kgという負荷
今回の山行は、かなりシンプルだった。
大山を登って、下りてきただけ。
距離8.5km。
累積標高1,062m。
山行時間3時間33分。
そして、11.30kgの歩荷。
ヤマレコのペースは0.5~0.6。
標準コースタイムに対して、かなり速い。
短時間でこれだけの標高差を稼げる大山は、やはりトレーニング向きだと思う。
特に歩荷では、単純に距離を伸ばすよりも、しっかり登りがあるコースのほうが負荷を感じやすい。
今回はその目的にちょうどよかった。
■ 秋は、まだ来ていない
10月の大山。
気温は11℃まで下がっていた。
夏の暑さは終わった。
しかし、紅葉はまだ始まっていない。
秋の気配だけが、山の中に少しずつ現れている。
そんな時期だった。
人も少なかった。
理由は分からない。
ただ、静かな山を歩けたことは悪くなかった。
紅葉が始まれば、また大山は人で埋まる。
その前の、ほんの短い静けさ。
今回はそれを歩荷トレーニングのついでに拾った。
11.30kgを背負って歩いた4時間。
景色よりも、荷物の重さのほうが印象に残った。
それでいい。
今回は、そういう山行だった。





