Skip to content
The Team XUONIX
Menu
  • ホーム
  • XUONIXとは
  • お問い合わせ
  • プライバシーポリシー
Menu

トレッキングポール不要論 ー 足と体幹で挑む究極の登山

Posted on 2025年12月2日2025年12月2日 by XUONIX

私は普段の冬山以外の山行では、トレッキングポールを使わない。
理由は単純だ。ポールに頼ると楽にはなるが、その分、下半身と体幹が本来の力を発揮できない。丹沢のアップダウンをポールなしで歩き切ることが、体のトレーニングであり、登山技術向上の最短ルートだと思っている。


INDEX
1 トレッキングポールの役割とは
2 それでもポールを使わない理由
2.1 1. 下半身の筋力をフルに使える
2.2 2. バランス能力が自然に鍛えられる
2.3 3. 登山技術そのものが向上する
2.4 4. 体の「癖」が改善できる
3 ポールなし登山のメリットまとめ
4 実際の山行で意識していること
5 結論

トレッキングポールの役割とは

そもそもトレッキングポールは、歩行を安定させるための「登山用の杖(ポール)」だ。軽量で丈夫なアルミやカーボン製が一般的で、長さ調整も可能。主に以下の役割がある。

  1. 足腰の負担軽減
    登りでは腕の力で体重を分散でき、下りでは膝への負担を大きく減らす。特に長時間歩く登山ではありがたい補助装備だ。
  2. 転倒リスクの軽減
    不安定な岩場や滑りやすい斜面でのバランスを支える。疲れた足でも一歩を安定させやすくなる。
  3. 長時間の歩行を楽にする
    体重を分散させるため、足腰の疲労をある程度抑えられる。ポールを持つと、歩きのリズムも安定する傾向がある。

確かに便利だ。しかし私は使わない。便利さよりも、自分の脚と体幹で歩く登山を重視している。


それでもポールを使わない理由

1. 下半身の筋力をフルに使える

ポールがあると腕や肩で体重を一部支えられる。しかし使わない場合は、太もも・お尻・ふくらはぎ・体幹がすべて主体になる。特に下りは膝だけでなく股関節や足首も使うため、全身運動になる。

丹沢の大倉尾根から塔ノ岳への下りなど、長時間の下りではその差がはっきり出る。ポールなしで歩き切った後の、疲労感と充実感は格別だ。


2. バランス能力が自然に鍛えられる

ポールがあると三点歩行に近くなり、安定感は増す。しかし、使わないと足首や体幹の微調整が必要になり、自然とバランス能力が向上する。

滑りやすい泥道や落ち葉の斜面でも、ポールなしで自分の体重を調整しながら歩くことで、自然な安定感が身につく。これこそ、登山の「歩きの技術」を磨く醍醐味だ。


3. 登山技術そのものが向上する

ポールに頼らないことで、歩きの精度が上がる。具体的には以下の点が鍛えられる。

  • 足の置き方
  • 重心の取り方
  • 歩幅やリズム
  • 斜面での安定姿勢

特に岩場や鎖場があるコースでは、手を自由に使えることが大きなアドバンテージになる。丹沢の急登や段差の多い尾根道で、ポールを持っていない方がむしろ動きやすいことが多い。


4. 体の「癖」が改善できる

ポールに頼ると、下半身の弱点が隠れてしまうことがある。使わないと、次のような体の偏りが自覚できる。

  • 片足の弱さ
  • 着地の癖
  • 歩幅の偏り

自分の歩きの弱点に気づくことができるため、改善につながる。ポールなし登山は、体のバランスを見直す絶好の機会でもある。


ポールなし登山のメリットまとめ

  • 足腰の筋トレになる
  • バランス・体幹が鍛えられる
  • 純粋な歩行技術が伸びる

特に丹沢のようなアップダウンが多く変化に富んだ山では、ポールなしで歩ける技術があると、登山の幅は格段に広がる。荷物が軽くなり、手が自由になることで、岩場や段差での動作もスムーズになる。


実際の山行で意識していること

ポールなしで登る場合、下りは特に注意が必要だ。

  • 歩幅を小さく:膝への負担を減らす
  • 足裏全体で着地:踵やつま先だけに体重をかけない
  • 重心をやや前に:後ろに倒れないようにする

登りではリズムを一定に保ち、つま先だけでなくふくらはぎ全体を使う。
これを意識するだけで、ポールなしでも安全に歩くことができる。


結論

トレッキングポールは便利だ。しかし、私はあえて使わない。理由は明確だ。

  • 体のトレーニングになる
  • 歩行技術が向上する
  • 丹沢のような変化に富んだ山で手が自由になる

ポールに頼らない登山は、負荷が高くなる分、歩き切った後の達成感も大きい。登山の本質は「自分の体で山を攻略すること」。ポールなし登山は、それを体現する最もシンプルで効果的な方法だ。

未知の稜線へ ── この記事もおすすめ

  • 丹沢・大山フリーパス ー 稜線へのパスポート

    ― 毎週の登山を支える“入山符”。金銭的負荷を断つための施策 ― 丹沢へ通い続ける者は知っている。稜線に立つ前に、まず静かに積み重なっていくものがある。交通費だ。 毎週のように往復すれば、電車、バス、ケーブルカー……その一つひとつが、登山者の継続力を削ってくる…

  • 檜洞丸 ー 西丹沢の核心を踏破する鎖場と渡渉の13kmトレイル

    西丹沢の代表的なポイントを一日でまとめて踏める周回ルート。ツツジ新道の急登、石棚山稜の長い鎖場、犬越路までの岩稜、沢沿いの渡渉区間。難所が多く、変化が途切れない行程となった。 ■ コース概要 距離:13.1km 登り:1,292m / 下り:1,314m 所要…

  • 丹沢大山 ー 1日2ピストンしてみた結果

    曇り空は、朝のうちはまだ身体が重かった。05月11日、7時。伊勢原の街は静かで、空気に湿り気がある。今日はただ大山に登るだけではない。「同じ山を二度登る」という、少し奇妙で、しかし自分の体力を確かめたくなるような計画を立てていた。 コースタイム ◆ 1回目(7…

  • 相州アルプス縦走 ー 再び挑む痩せ尾根

    ― 痩せ尾根“かつての自分”と向き合う、7時間32分 ― 晩秋の澄んだ空気が、歩き出しの集中力を一段引き上げてくれた。大山の紅葉で混雑必至。今日は静かに歩ける稜線を求め、相州アルプスへ舵を切る。目的はただの縦走ではない。かつて「恐怖の記憶」として残っていた仏果…

  • 鍋割山・塔ノ岳・三ノ塔 縦走 ー 霧を裂き、三峰を越える

    朝の大倉バス停は、湿った曇天の空気に包まれていた。登山口に立った瞬間、今日の丹沢は完全にガスに覆われていることが分かった。 だが、それでも迷いはなかった。鍋割山、塔ノ岳、三ノ塔――三つのピークを踏み、白霧の稜線を縦走する。今日の目的は、景色ではない。いまの自分…

投稿ナビゲーション

← 高水三山縦走 ─ 春の青梅丘陵を駆け抜ける
丹沢の中で異彩を放つ山 ― 大野山の魅力を全力で伝えたい →
スポンサーリンク
  • 膝の痛みと共に歩き続けた半年間
  • 神域へ至る破線ルート – 諸戸尾根で丹沢大山へ
  • モバイルバッテリーという必須装備 – 現代登山における電源管理について
  • 新年、霊峰・室根山へ – 折壁駅から歩く冬の初詣ピストン
  • 登山ギアはセリアで揃える?100円均一を侮れない理由と実用アイテム紹介
  • 登山ギア
  • 登山記録
  • 知識

トレッキングポール レイヤリング 三ノ塔 丹沢大山 丹沢山 事故 仏果山 初心者 塔ノ岳 大山三峰山 大野山 室根山 小仏城山 岩茸石山 惣岳山 明星ヶ岳 明神ヶ岳 景信山 檜洞丸 登山アプリ 登山靴 百均 相州アルプス 矢倉岳 経ヶ岳 藤野15名山 蛭ヶ岳 金時山 鍋割山 陣馬山 電子機器 高取山 高尾山 高水三山 高水山

2026年1月
月 火 水 木 金 土 日
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  
« 12月    
にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ 登山ランキング
© 2026 The Team XUONIX