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相州アルプス縦走 ー 再び挑む痩せ尾根

Posted on 2025年11月25日2025年11月28日 by XUONIX
INDEX
1 ― 痩せ尾根“かつての自分”と向き合う、7時間32分 ―
2 ■ コース概要
3 ■ コースタイム
4 ■ 山行ログ
4.1 ◆ 取り付きから問われる“集中”
4.2 ◆ ロープは“助け”ではない
4.3 ◆ 経ヶ岳までは淡々と体力を削るアップダウン
4.4 ◆ 痩せ尾根との“再会”
4.5 ◆ 鎖場、そして紅葉のピークへ
4.6 ◆ ダムへ向けたラスト
5 ■ まとめ

― 痩せ尾根“かつての自分”と向き合う、7時間32分 ―

晩秋の澄んだ空気が、歩き出しの集中力を一段引き上げてくれた。
大山の紅葉で混雑必至。今日は静かに歩ける稜線を求め、相州アルプスへ舵を切る。
目的はただの縦走ではない。
かつて「恐怖の記憶」として残っていた仏果山付近の痩せ尾根を、今の自分で歩き直すこと。

知っている。かつて恐怖だった痩せ尾根は、今やただの道だと。それでも、歩きたかった。


■ コース概要

  • 日帰り / 山行:6時間59分
  • 休憩:33分 / 合計:7時間32分
  • 距離:15.8km 登り:1,325m 下り:1,311m
  • 天候:晴
  • 利用:宮ヶ瀬ダムハイキングパス(電車+バス)

危険箇所は少ないが、序盤の取り付きは不明瞭で注意が必要。


■ コースタイム

時刻所要内容
7:2374分御門橋バス停
8:3710分煤ヶ谷秋葉山
8:4753分煤ヶ谷高取山
9:40–高取山(9:42発)
9:5918分華厳山
10:1722分荻野越(10:41発)
11:03–経ヶ岳
11:3319分半原越
11:46–土山峠・半原越分岐(11:47発)
12:0619分革籠石山
12:104分熊古谷山
12:155分八州ヶ峰(12:16発)
12:2610分馬渡分岐
12:369分秋葉山
12:42–馬渡分岐(12:43発)
12:529分衣浸山(12:57発)
13:1518分仏果山(13:20発)
13:3111分宮ヶ瀬越
13:409分高取山
13:5616分矢筈
14:1923分大沢山(14:23発)
14:263分高取山登山口
14:293分水とエネルギー館
14:5526分宮ヶ瀬ダム(ゴール)
© OpenStreetMap contributors

■ 山行ログ

◆ 取り付きから問われる“集中”

御門橋バス停からの入りは、藪が濃く踏み跡も薄い。
最初の5分で、この日が“緩い山行ではない”と分かる。
急斜面を抜けると、静かな里山の雰囲気へ。
紅葉の光が弱い朝日に透け、歩き出しにちょうどいい温度感だった。

◆ ロープは“助け”ではない

相州アルプスらしいトラロープ区間。
ありがたい一方で、本来の支点でない設置は信頼しすぎると危険を招く。
ロープに頼らず、自分の足場を選ぶ判断力が問われる。

◆ 経ヶ岳までは淡々と体力を削るアップダウン

小ピークと鞍部の連続。
展望のひらける場面は少ないが、足場の変化に富んだ面白い区間。
一度車道に出る箇所があり、そこで一息つける。

◆ 痩せ尾根との“再会”

革籠石山〜仏果山。
かつて、足がすくみ、緊張で呼吸が浅くなった場所。
今日、同じ尾根に立ってみると、印象はまるで違っていた。

細尾根ではあるが、思っていたほど露出感はない。
足場は安定し、冷静に全体の地形も読める。

恐怖を抱いた尾根は同じ。変わったのは、自分のほうだった。

◆ 鎖場、そして紅葉のピークへ

短い鎖場を過ぎると、紅葉の密度が一気に増す。
尾根に差し込む光が湖面へ跳ね返り、宮ヶ瀬湖が鮮やかな青を放つ。
この景色は相州アルプス縦走の醍醐味そのもの。

◆ ダムへ向けたラスト

大沢山を越えたら、あとは宮ヶ瀬ダムまで穏やかな下降。
長い尾根歩きの余韻を味わいながら、水とエネルギー館を抜けてフィニッシュ。
14:55、静かな縦走が締めくくられた。


■ まとめ

紅葉も見事で、登山者の少ない静かな稜線を歩けた。
そして、かつて恐怖の象徴だった痩せ尾根を歩き直すという目的も果たせた。

“恐怖感”が“理解できる”に変わった瞬間が、何よりの収穫。
苦手だった場所そのものは変わらないのに、感じ方がまるで違う。
それが、登山を続けてきた意味の一つなのだと思う。

相州アルプスは低山ながら奥が深い。
今日もまた、静かで密度の高い山行だった。

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