― CIO SMARTCOBY Pro SLIM Cable 35Wを使い続ける理由 ―
スマートフォンの地図アプリを使用することが当たり前になった現代の登山において、モバイルバッテリーはもはや「あると便利なもの」ではなく、「無いと不安になるもの」へと立ち位置を変えた。
ヤマレコ、YAMAP、Googleマップ、気象情報、緊急連絡手段。これらすべてを一台のスマートフォンに依存している以上、電源の確保は安全管理そのものと言ってよい。
実際のところ、日帰り登山であればバッテリーを一切使わずに下山できるケースも多い。
それでも私は必ずモバイルバッテリーをザックに入れている。
理由は単純で、「使わなかったとしても、持っているだけで安心できる」からだ。
この“保険的装備”という考え方は、ヘッドランプやファーストエイドキットと非常によく似ている。
モバイルバッテリー選びに過度なこだわりは不要
正直に言えば、モバイルバッテリー自体に極端な性能差はない。
PSE対応で、そこそこのメーカーが作っているものであれば、致命的な差が出ることはほとんどないだろう。
重要なのはスペック表よりも、「自分の登山スタイルに合っているかどうか」だ。
- 容量はどれくらい必要か
- 重量とサイズは許容範囲か
- 充電の手間や運用が煩雑にならないか
こうした観点で選ぶと、自然と候補は絞られてくる。
私が使っているのは CIO SMARTCOBY Pro SLIM Cable 35W
現在、私が主に使用しているのが CIO SMARTCOBY Pro SLIM Cable 35W だ。
容量は10,000mAh。日帰り登山では明らかに余裕があり、スマートフォンを複数回充電できる。
このモデルの最大の魅力は、ポケットサイズでありながらケーブル込みで約189gという点だろう。
登山装備において100g台という重量は、心理的なハードルが非常に低い。
「重いから置いていこう」と思わせないことは、実はかなり重要だ。
ケーブル一体型という“地味だが確実な利点”
SMARTCOBY Pro SLIM Cable 35Wの特徴として、USB-Cケーブルが本体と一体化している点が挙げられる。
一見すると些細な仕様だが、実際に使ってみると利便性の差ははっきりと体感できる。
- ケーブルを忘れない
- ケーブルがザックの中で絡まらない
- 「あれ、ケーブルどこだっけ?」が起きない
登山中は手袋をしていたり、風が強かったり、足場が悪かったりする。
そうした状況下で、余計な動作を減らせることは安全性にも直結する。
外装の質感も実用的
外装はシボ加工が施されており、細かな傷や汚れが目立ちにくい。
登山ではどうしてもザックの中で他のギアと擦れたり、地面に置いたりする場面があるため、この点も地味にありがたい。
見た目を気にするというより、「雑に扱っても精神的ダメージが少ない」という意味で評価している。
長期縦走では「大型1個」より「小型を複数」
小屋泊を含む縦走や行動日数が増える山行では、私はこのバッテリーを買い増しして複数持つという運用をしている。
あえて大容量モデルを1つにまとめない理由は、二重化による信頼性の向上だ。
- 1つが故障しても全滅しない
- 同時充電・同時消費を避けられる
- パッキングの自由度が高い
これは登山に限らず、ITやインフラ設計の考え方にも通じる部分がある。
「壊れない前提」ではなく、「壊れる前提でどう備えるか」。
SMARTCOBY Pro SLIM Cable 35Wは、その思想に素直に当てはめやすいバッテリーだと感じている。
モバイルバッテリーは軽量化の敵ではない
軽量化を突き詰めると、真っ先に削られがちなのがモバイルバッテリーだ。
しかし、スマートフォンに依存した現代登山において、それは合理的な選択とは言いにくい。
189gで安心を買えるのであれば、むしろコストパフォーマンスは高い。
CIO SMARTCOBY Pro SLIM Cable 35Wは、
「必要以上に主張しないが、確実に役に立つ」
そんな装備の代表例だと思っている。






