この日の目的は、10.6kgのザックを背負っての歩荷トレーニング。
週末の天気は不安定。
それでも「少しでも、登れるときに登っておこう」と、秦野駅から弘法山を経由して念仏山を目指すことにした。
……のだが。
結果は、弘法山で撤退。
念仏山には届かなかった。
山行概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日程 | 2026年8月22日(土) |
| 天候 | 曇りのち雨 |
| コース | 秦野駅~浅間山~権現山~弘法山~撤退 |
| 距離 | 5.7km |
| 累積標高 | 207m |
| 行動時間 | 2時間17分 |
| 歩行時間 | 1時間48分 |
| 休憩 | 29分 |
| 歩くペース | 0.9~1.0 |
| 荷物 | 約10.6kg |
| 結果 | 弘法山で撤退 |
コースタイム
| 時刻 | 地点 | 所要時間 |
| 14:49 | 秦野駅 | ― |
| 15:04 | はだの・湯河原温泉 万葉の湯 | 15分 |
| 15:09 | 弘法山公園入口 | 5分 |
| 15:24 | 浅間山 | 15分 |
| 15:29 | 浅間峠 | 5分 |
| 15:41 | 権現山 | 12分 |
| 15:57 | 馬場道 | 16分 |
| 16:18 | 弘法山 | 21分 |
| 16:46 | 弘法山南矢名登山口 | 28分 |
| 17:06 | 東海大学前駅 | 20分 |
※実際の山行では弘法山到着後に雨宿り・撤退判断を行っているため、計画コースとは異なる。
そもそも、最初から少しおかしかった
14時49分、秦野駅をスタート。

今回の目的は10.6kgの歩荷トレーニング。
コース自体は、秦野駅から弘法山を越えて念仏山へ向かう比較的軽いものだ。
体力度もヤマレコでは「1」。
普通に考えれば、難しい山行ではない。
ところが、この日はスタート前から少し違った。
なんとなく、モチベーションが上がらない。
「行きたい」というより、
「せっかくの土曜日だし、少しでも歩いておくか」
という感じ。
さらに朝から胃の調子が悪く、寝不足。
身体も気分も、どうにも山に向いていない。
それでも、
「まあ、歩き始めれば何とかなるだろう」
と出発した。
浅間山、権現山までは問題なし
秦野駅から弘法山公園入口へ。
そこから浅間山を経由し、権現山へ向かう。
歩き始めてしまえば、身体は普通に動く。
10.6kgの荷物も、特に問題ない。
15時24分、浅間山。

15時41分、権現山。

ペースも標準程度。
数字だけを見れば、何の問題もない山行に見える。
しかし、気分は今ひとつ。
「念仏山まで行くぞ」という強い気持ちが、どうにも湧いてこない。
弘法山で雨
権現山から馬場道を進み、弘法山へ。
そして15時53分頃。
雨が降り始めた。

最初はそれほどでもなかった。
ところが、弘法山に到着する頃には雨脚が強くなってきた。
16時14分、弘法山。
大師堂の片隅で雨宿りさせてもらう。

ここでしばらく休憩。
そして考える。
この先、念仏山まで行くことはできる。
距離的にも、体力的にも、無理なコースではない。
ただし――
今日は、そこまでして行きたいのか?
そう考えた瞬間、答えは意外なほど簡単だった。
「もう、いいかな……」
完全に心が折れる
雨が降っている。
胃の調子も悪い。
寝不足。
10.6kgの歩荷。
そして、そもそもスタートした時点からモチベーションが低い。
そこへ強い雨。
もう、山を続ける理由が見つからない。
いつもの自分なら、この程度で撤退することはまずない。
「せっかくここまで来たんだから」
「予定していたんだから」
「念仏山まであと少しだから」
そうやって、そのまま進んでいたと思う。
しかし、この日は違った。
撤退を決めた。
東海大学前駅へエスケープ
弘法山から東海大学前駅方面へ下山。

雨で登山道は濡れている。
特に怖いのが下り。
普段なら何でもない場所でも、濡れた路面では滑る。
10.6kgの荷物を背負っていることもあり、慎重に下る。
16時51分。
下界まで降りると、雨が上がった。

……山ではあれだけ降っていたのに。
こういうことは、まあ、よくある。
少しだけ悔しい。
17時06分、東海大学前駅に到着。

無事、生還。
今回の撤退について
今回、少し反省している。
「天候が悪かったから仕方ない」とだけ片付けるのは、少し違う。
確かに弘法山では雨が強くなった。
しかし、それ以前から、
- 胃の調子が悪い
- 寝不足
- モチベーションが低い
という状態だった。
そこに10.6kgの歩荷。
さらに雨。
条件が悪い方向に重なっていった。
つまり、弘法山で雨が降ったことが撤退の原因というより、最後の一押しだったのだと思う。
「行く」と決めるより、「やめる」と決めるほうが難しい
今回の本当の反省点は、撤退したことではない。
むしろ、コンディションが良くないのに歩荷トレーニングを開始したこと。
「少しでも登れるときに登っておこう」と考えてスタートしたが、結果的には中途半端な山行になった。
だったら最初から休んでもよかった。
あるいは、10.6kgの荷物をやめて、軽い荷物で歩いてもよかった。
「せっかくの休日だから山へ行く」ことが、必ずしも正解ではない。
登山を続けていると、どうしても「予定したなら完遂する」という気持ちが強くなる。
しかし、モチベーションが明らかに低い日や、体調が悪い日に無理して歩く必要はない。
念仏山は逃げない。
グダグダした山行も、たまにはある
今回の山行は、正直に言えばグダグダだった。
スタート時点から気持ちが乗らない。
胃の調子も悪い。
寝不足。
歩荷の目的も達成できない。
雨が降ってきたら心が折れる。
そして念仏山にも行けず撤退。
完璧とは程遠い。
でも、登山を続けていれば、こういう日もある。
毎回、最高のコンディションで山頂を踏めるわけではない。
むしろ今回のような「どうにも気分が乗らない日」に、無理して山頂を目指さず撤退できたことは、一つの経験になった。
山に行くことより、無事に帰ってくることのほうが大事。
今回は弘法山まで。
それで終わり。
念仏山は、また今度。
次はもう少し身体と気持ちを整えてから歩きたい。






