神奈川県藤野。そこに点在する藤野15名山 北部8座は、標高500~880mの山々をつなぐ縦走ルート。累積標高登り1,759m、下り1,678m、総距離24.3km。長距離の尾根歩き、残雪の通過、岩場のアップダウン。体力・集中力・判断力すべてを試される、文字通りのハードな山行だ。
このルートは、初心者向けではない。単独で縦走するには、体力と技術、そして安全管理能力が必要。だが、挑戦する価値は十分にある。藤野15名山の北部8座を踏破することで、日帰りでも“限界突破”の達成感を味わえる。
北部8座リスト
- 矢ノ音
- 明王峠
- 陣馬山
- 茅丸
- 生藤山
- 鷹取山
- 小渕山
- 岩戸山
この8座をつなぐ縦走は、尾根の連続アップダウンと残雪、時に高度感のある岩場が登場する。藤野15名山の北部8座は、文字通り体力・集中力を試すルートだ。
コースタイム(北部8座縦走)
| 区間 | 出発 | 到着 | 所要時間 |
|---|---|---|---|
| 相模湖駅 → 与瀬神社 | 6:20 | 6:33 | 13分 |
| 与瀬神社 → 矢ノ音 | 6:33 | 8:06 | 1時間33分 |
| 矢ノ音 → 明王峠 | 8:06 | 8:20 | 14分 |
| 明王峠 → 陣馬山 | 8:20 | 9:19 | 59分 |
| 陣馬山 → 茅丸 | 9:19 | 11:58 | 2時間39分 |
| 茅丸 → 生藤山 | 11:58 | 12:37 | 39分 |
| 生藤山 → 鷹取山 | 12:37 | 14:49 | 2時間12分 |
| 鷹取山 → 小渕山 | 14:49 | 15:46 | 57分 |
| 小渕山 → 岩戸山 → 藤野駅 | 15:46 | 16:36 | 50分 |
このコースタイムは目安で、残雪や岩場、体力の消耗度によって大幅に変わる可能性がある。計画時には余裕をもって行動することが必須だ。

山行レポート
相模湖駅 6:20
冷気が肌を刺す。
全力で尾根を駆け抜ける。
長距離、アップダウン、残雪、岩場。体力と集中力をフル稼働させる一日の始まり。駅から一歩踏み出すと、背中に緊張感が走る。気を抜けば滑落や転倒のリスクがある。
矢ノ音~明王峠
尾根の残雪は滑りやすく、油断は禁物。
足元を確認しながらリズムを刻む。雪が凍っている箇所では、チェーンスパイクがあれば安心感が違う。視界が開ける場所では、先行者の姿や尾根の連なりを確認。自分のペースを守ることが、長距離縦走の生存戦略となる。


陣馬山 8:55~9:19
北部8座の核心、陣馬山。360°の大パノラマが待つ。
岩場の一歩一歩が命を分ける。焦らず確実に進む。頂上での一瞬の休憩も、次の尾根歩きへの活力となる。高度感のある箇所は、集中力を途切れさせないことが重要。

茅丸~生藤山
尾根のアップダウンが連続する。
生藤山手前には高度感のある岩場があり、緊張感MAX。ここを通過するためには慎重かつスピーディーな判断が求められる。景色は圧巻だが、見とれて足元を疎かにすれば即アウト。緊張と解放が交互にやってくる区間だ。


鷹取山~小渕山
短い下りと登りが続く区間。
ペースを乱さず体力温存。小渕山で一息。ここから岩戸山までが縦走のラストスパートとなる。

岩戸山~藤野駅
縦走最終区間。岩戸山を越え、藤野駅ゴール。
総距離24.3km、累積標高登り1,759m、下り1,678m。
10時間の山行を完遂。体力・精神力の限界突破を感じる瞬間。


まとめ
藤野15名山 北部8座縦走は、長距離・累積標高・残雪・岩場すべてを含む本格挑戦ルート。
- 単独でも戦える体力と技術が必須
- 残雪や岩場に備えた装備は欠かせない
- 休憩・水分補給・ペース管理が完走の鍵
- 焦らず、自分のリズムを守ること
- 初心者向けではないが、挑戦したい登山者には最適
準備と集中を怠らず、全力で踏破するのみ。
藤野の尾根と山々は、限界突破を求める登山者を待っている。




