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10.6kgのザックと、里山の迷宮 ― 八国見山~頭高山

Posted on 2026年9月6日2026年9月6日 by XUONIX

八国見山から頭高山へ縦走。

今週も天気がすっきりしない。遠征するほどのコンディションでもないため、今回も近場で歩荷トレーニングを行うことにした。

背負う荷物は10.6kg。

コースは秦野駅をスタートし、震生湖を経由して八国見山へ。その後、頭高山を越えて渋沢駅へ下山する14kmほどのルートだ。

標高だけを見れば、本格的な登山というほどではない。

しかし、今回の目的は山頂を獲ることではなく、重い荷物を背負って長く歩くこと。

低山だからといって、楽な山行になるとは限らない。

INDEX
1 今回の概要
2 コースタイム
3 4週連続で秦野駅へ
4 震生湖へ
5 そして、ヒル
6 八国見山へ
7 頭高山へ
8 最後に道迷い
9 渋沢駅へ生還
10 低山にも、低山なりの難しさがある

今回の概要

項目内容
日程2026年9月5日(土)
天候曇り
コース秦野駅~震生湖~八国見山~頭高山~渋沢駅
距離14.0km
累積標高登り457m/下り388m
行動時間4時間14分
山行時間3時間26分
休憩48分
歩行ペース0.8~0.9
歩荷重量10.6kg

コースタイム

地点時刻
秦野駅13:17
震生湖13:59
震生湖公園駐車場14:09
震生湖バス停14:17
浅間台14:23
渋沢丘陵チェックポイント14:34
栃窪スポーツ広場14:40
栃窪会館14:52
天之妙見宮14:56
八国見山分岐15:07
八国見山15:19
八国見山分岐16:18
頭高山休憩所16:27
頭高山16:35
頭高山休憩所17:31
渋沢駅南口17:31
© OpenStreetMap contributors

Map of the route “10.6kgのザックと、里山の迷宮 ― 八国見山~頭高山”: 13,989 m, 582 m of climbing and 511 m of descent, elevation between 96 m and 308 m, time 04:14:06. It starts at 35.37029, 139.22575 and ends at 35.37373, 139.18419 (latitude, longitude).

4週連続で秦野駅へ

13時17分、秦野駅をスタート。

これで4週連続の秦野駅。

丹沢方面へ向かう登山では何度も利用している駅だが、今回はいつもの丹沢主脈方面とは逆方向へ進む。

今回のルートは、山道だけを歩くわけではない。

市街地や舗装路、里山の細かな道をつないでいくため、全体の半分程度は市街地歩きとなる。

登山というより、街と里山をつなぐロングウォークに近い。

その分、標識だけを頼りに歩くのは難しい。

震生湖へ

秦野駅から歩いて震生湖へ。

14時ちょうど、震生湖に到着。

湖畔には釣りをしている人の姿もある。

一方で、周辺にはスズメバチの巣があるらしく、注意を促す表示もあった。

この時期の里山は、まだまだ夏山の延長線上にある。

虫や生き物への警戒は必要だ。

震生湖を離れ、渋沢丘陵方面へ進む。

丹沢の山々は雲に覆われている。

天候は曇り。

遠くの山を眺めながら歩くには、少し物足りない空模様だが、気温は以前より明らかに低くなっている。

歩荷トレーニングとしては、むしろ都合がいい。

そして、ヒル

八国見山方面へ向かって歩いていると、嫌な感覚が出てきた。

ヒルの気配。

9月に入り、気温もかなり下がってきた。

もう少し活動が落ち着いていると思っていたが、甘かった。

そして15時頃。

やはりいた。

ヒル。

しかも1匹ではない。

最終的に3カ所、吸血されることになった。

八国見山周辺では、まだまだヒル対策が必要らしい。

「夏が終わったから大丈夫」

という判断は通用しない。

丹沢周辺の低山を歩くなら、9月でも油断できない。

八国見山へ

15時19分、八国見山に到着。

標高は高くない。

しかし、10.6kgのザックを背負ってここまで歩いてきたことで、通常の低山歩きとは違う負荷がかかっている。

途中には朽ちていく車もあり、いかにも里山らしい風景。

また、登山道は地元の方々によって整備されているらしい。

こうした小さな山が歩ける状態に保たれているのは、地元の方々の手入れがあってこそ。

派手さはないが、こういう里山歩きには独特の面白さがある。

山頂付近からは箱根方面も見える。

一方、丹沢の山々は相変わらず雲の中。

今回は丹沢のピークを目指す山行ではない。

それでも、見慣れた山々が雲の向こうにあると少し気になる。

頭高山へ

八国見山から一度分岐まで戻り、頭高山方面へ。

ここからも里山らしい道が続く。

頭高山休憩所を経由し、16時35分、頭高山へ到着。

ただし、山頂には目立った山頂標識がない。

一般的な「山頂に立った」という達成感は薄い。

それでも今回の目的はピークハントではない。

10.6kgを背負って、予定した距離を歩き切ること。

そこは順調だった。

最後に道迷い

今回の山行で一番苦戦したのは、実は登りでも歩荷でもなかった。

道迷い。

里山ルートは分岐が多い。

舗装路から山道へ入り、再び舗装路へ出る。

似たような道がいくつもあり、ヤマレコの道迷いアラートも何度か発生した。

そして終盤。

正規ルートがうまく見つからない。

最終的には、バリエーションルートのような道へ入り込んでしまった。

幸い、大きな問題にはならなかったが、今回のような里山では「登山道を歩いている」という感覚だけでは危険だ。

標高が低くても、道迷いのリスクは存在する。

むしろ標識が少なく、生活道路や作業道が入り組んでいる里山のほうが、ナビゲーションという意味では難しい場面もある。

渋沢駅へ生還

17時31分、渋沢駅へ到着。

無事に今回の山行を終えた。

14km。

累積標高457m。

そして10.6kgの歩荷。

派手な数字ではない。

しかし、今回の目的は十分に達成できた。

最近は大きな標高差を歩く山行が続いていたが、こうした低山での歩荷トレーニングも重要だ。

重い荷物を背負って歩くことで、脚だけではなく肩や腰を含めた身体全体に負荷がかかる。

また、舗装路を含む14kmを歩くことで、山道とは違った持久力も鍛えられる。

低山にも、低山なりの難しさがある

今回の八国見山~頭高山は、ヤマレコの体力度では「2」。

一般的には日帰りで十分歩けるコースだ。

しかし、実際に歩いてみると、

10.6kgの歩荷

14kmの距離

細かなルート分岐

道迷い

ヒル

と、決して何も考えずに歩けるコースではなかった。

特に印象に残ったのは、山の難しさは標高だけでは決まらないということ。

高い山には高い山の難しさがある。

そして里山には、里山の難しさがある。

今回はその両方を少しだけ実感できた山行だった。

次回も天候次第では、遠くへ行かずに歩荷トレーニング。

10kgを安定して背負えるようになれば、今後の縦走にもつながってくる。

ただし、ヒルだけはもう少し遠慮してほしい。

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